コンセプト

~食は物語~

私は、食事を物語になぞらえることがあります。
家族との食事、友人との食事、恋人との食事、同僚との食事、一人での食事。

それが普段の何気ない食事の場合もあれば、旧交を温めあう席であったり、特別なお祝いをする場面もあるでしょうし、時には大事なお仕事の時間であったり、あるいは家族水入らずの団欒の時だったりと、食事には様々な形、そして様々なシーンがあり、料理と共に、物語として、紡がれていきます。

物語の主人公は、お客様。

主人公を取り巻くたくさんの物や人物にも、それぞれの物語があり、ひとつひとつの物語が深ければ深いほど、より一層豊かな意味を、その物語に与えてくれると考えています。

そんな物語の中に、少しだけ入り込んで、その物語を少しでも豊かにすることができたなら、私は、一人の料理人として、それ以上の幸せはありません。

何かとても特別なことがあった日、精一杯の愛情を込めて作った食べきれないほどの料理を、テーブルいっぱいに並べ、妻や子供たちと他愛のない話をしながら過ごす時。

私の思い描く幸せな物語です。

お客様にとって、この食事がどんな意味をもつのか。

常に想いを馳せながら。

右手には包丁、左手には情熱を。

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